08.17
Wed
毎年お盆の時期をはずして実家に帰省するのですが、
今年は、長い夏季休暇をいただいた夫ちゃんが、私の実家に帰ろうと
言うので、実現した真夏の帰省。

実は、先月から父がまた入院していて、
私達が帰省する数日前に退院したのですが、
兄が、「実は、この夏は越せないかもしれない」と思っていたと言います。
父と会った時は、体力も落ちてきたようですが、それほどいっときに比べると、
元気も少しは取り戻した感じでした。

父を見て思ったことを・・・・。


人間幾つになっても、「欲」を持つことがいかに大事なことか、ということ。
そして、「欲」が持てるということは、自分の意思があるということ。
それがどれほど生きていくうえで、とても重要な事だと思います。
残念ながら今の父には、「あれが食べたい、これが食べたい」とか、
「あそこに行きたい」「あれが見たい」「これがしたい」というような
「・・・したい」という欲望がありません。

おそらく食事にしても、ほとんど味わって食べるということがありません。
衰弱する前には、自力でモノも食べられないので、点滴で栄養をとったり、
日頃そこそこ元気な時でも、お粥に近いもの、柔らかいものしか食べることが
できません。自分の意思で「食べたい」というのでなく、
食事させなければいけないから、という半ば強制的に食事をさせる部分もあり、
決してベストな状態ではないようにも思えます。
でも、生きて行く為には必要なことなのです。

果たして本当に父のためには良いのかな?と思う時があります。
ほとんど寝たきりでテレビもほとんど見ません。
父にとって楽しみって何なのだろう?って思います。
私のこともわかりませんが、ほのかに笑みを浮かべます。

年とったから、ということでなく、昔からこれといって趣味もなく、
「働く」ということが趣味であったといってもおかしくない父。
そのお陰で家族の暮らしも十分、学校にも行かせてもらえたわけです。
でも、父の人生に於いて「自分の暮らし」というのが、
なんだったのか?と思うと、もう少し自分の時間、自分だけの時間を
作って暮らすこともすごく必要だったのではないか?と思えるのです。

人が自分の意思を持って暮らしていくなかで、「欲」を持つということ、
もちろんやたらとモノを買うことが良いと言っているわけではなく、
毎日好きなモノばかり食べたいモノばかり食べることが良いわけでもありません。
本当に体力的、精神的にも元気な時、「欲」を抑えつつの暮らし方も必要です。
でも、人間、年齢を重ねていくうちに、何か美しいいものを見ても
感動しなくなったり、色々なことに興味を薄れていって、
「なんでもいいわ」的になりがちです。
そうならない意味でも、自分のしたいことをみつけておくことも必要なんだと
思いました。そして少し「貪欲」になるのも良いんじゃないかな?と。
年老いてから、上手く切り替えてできるなら良いけれど、
日頃から、楽しみを見つけたりして、感性を磨くことも大切な気がします。
父のようになってしまうと、自分ではどうすることもできません。
なので、少しでも体が元気なうちは、「・・しよう」という気持ちが大事だと
思うと同時に、無気力にならないように色々な事に興味を持つことで、
「欲」が生じるのも良いかと思います。

そして、やはり以前から言っていますが、「今」を大事にする。
私はやはりそう思います。
「今の暮らし」があってこそ、次なる暮らしがあると思っています。







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