07.22
Fri

                                  
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知人が親の家を片付けるという。
亡くなってからの片付けではなく、
足が弱って躓くことが多くなったということで、
溢れんばかりの荷物の整理を兼ねて、
この際、思い切って片付けようということらしい。


躓く原因のひとつ、所狭しと置かれた使ってもいない
モノがあまりに多すぎて、
危ないということを説き伏せたらしい。
しかしながら、お母様はこの世代にありがちな、
モノを捨てることにかなり抵抗があるようで。
以前にも片付けについては話しをしたらしいのだけど、
お話にならず決裂。挙句、「自分が死んだら処分して」と。
自分の目が黒いうちは、捨てさせない勢いだったそうです。
で、その時は諦めた経緯があったようで。

自分の死後、おそらく処分されるであろうと思っていても、
生きている間は、処分されたくない気持ちが強いのでしょう。
その気持ちもわからなくはないのですが、
残された家族にとって、モノの処分はタダではできません。
一緒に寄り添って少しずつ、片付けができたらなって思うから、
今なんだ、と。そのことも少しわかってくれたらなって、
知人も思ったそうです。


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片付けを一緒にし出すと必ずといっていいほど出てくる言葉は、
壊れていないのになぜ捨てるのか?モッタイナイ。
まだまだ使えるのに。です。

じゃなぜ使わなかったの?って話しなんです。

もちろん、今まだ使っているものがあるから、
使う出番まちということで仕舞っておいたってこともあるでしょう。
そういうのが積み重なった結果ともいえますが、
どこかに使うのがモッタイナイって気持ちもあるのではないかと。
ちょっと気に入っていて、普段使いにはもったいない、とか。
お客さんが来た時使おうかとか。
そんな思いもあったのではないのかなって思ったりもします。

それと、すっかりその存在を忘れていたということ。
だから片付けの時に発見して、まだ使える、という発想になる。
でもモノを持ってあの世へは行けないです。

だんだん年をとってきて、行動範囲が狭まったり、
暮らし方だって変わってきたりすると思うのです。
ハレの日に着る服と思って、大事に箪笥に仕舞っていても、
着られなくなっちゃうときだってくるかもしれない。
空き箱や包装紙の類だってそう。
子や孫がいて、工作などに使うかもしれないから、
老婆心でとっておくのもわかります。
子や孫の成長とともに、それらもだんだん必要なくなってきます。
ずっと同じ生活スタイルじゃないということを自覚していないと、
いままでずっとしてきたから、だとか、いつかまた使えるから、
という理由で置き続けると増える一方。


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まぁ、ぶっちゃけ-
本人が片付けたくないなら片付けなくて、
放っておいたらいいのかもしれません。
家が広くて置き場所があって危険が伴わないなら、
一部屋に詰め込んで置いていればいいのかもしれません。
使わないものであってもモノに囲まれているのが
幸せならそれでいいのかもしれません。
ひとつのものを取り出すのに、
すぐに出せなくてあれこれ探しまわるのも、
苦にならないのならそれはそれでいいのかもしれません。
親を心配する子の気持ちさえも、
好ましく思わない場合だってあるかもしれません。
放っておいてよ~、自由にさせてよ~って
思っているかもしれません。
また、心の中では感謝していても、
やっぱり私のモノ、今は処分できないって思っているかも。

子だって親の頑固さにほとほと呆れて、
もう片付けはしないと思う場合もあるかもしれません。
親の意向を組んで、親が亡くなるまでこのままの状態に
しておこうと思うかもしれません。

快適に暮らす基準もそれぞれで、
親子で微妙なかなり温度差があって、
片付けようとする子との間でせめぎあいがでてきます。


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ただ、片付ける時に気をつけたいこと-

決して強制的に勝手に捨てない。
そして、親が使っているものを買い替える時など、
替えのきくものときかないものがあるということ。
コンパクトな方がよいかもと思い買い替えする場合など。
ずっと愛用しているものを真新しいものに替えてもダメな時があるということ。
若ければ、新しくなったものでもすんなり使えても、
年をとってくると使えないこともでてきます。
機械ものはとくに自分が使っていたものはクセがあって、
使っていた人が使いやすいようになっていたりするものです。
なので新しくしたから良いというものでもないこともあります。
よかれと思ってしたことでも、それがアダになる時も。

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だけれど、この先、どれだけ自分が使いきれるものかどうか-
引き出物のお茶碗やお祝い返しのタオルやシーツ、
ずっとずっと寝かせたままいつ使うの?
新品であっても色褪せてきたりします。
ならどんどん使いましょうよ~。
ストックは数枚でもいいじゃないですか。
いつか使うかも・・って言っても、
そのいつか、は永遠のものではないのだから。

おうちの整理や片付けをしていて、
自分(子)が昔贈ったモノが手つかずで、
(大事にしすぎたあまりだと思われますが)
片付けの時にでてきたら、悲しいしがっかりします。
それよりも、遺品整理などで、たとえ使い古したものでも、
親が愛用していたモノなら、
「大切に使ってきたものなんだ」と
譲り受けても大事にしたいと思うのだけど。

年をとっての片付けは、決して人ごとではなく。
自分自身で自分のモノとの決着をつけられるように、
心構えはしておきたいです。


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